(第2回)橋本マナミのコンプレックス暗黒時代/高校篇
地味でダサい女(橋本マナミ)がアラサーでやっと輝く話
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(第2回)橋本マナミのコンプレックス暗黒時代/高校篇
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「国民的愛人」
女性を敵に回すキャッチフレーズを引っ提げて、今日もセクシーな質問や要求に応える女、それが「橋本マナミ」のイメージでしょう。
多分、すべての女性にふんわり嫌われている。好きなのはおっさんだけ!? 
セクシーが代名詞の彼女ですが、普段の彼女は「おっとり」かつ「サバサバ」感が漂う人。だから、聞いてみたくなりました。あなたはどこから来たんですか? どうして愛人キャラなの? 恋愛結婚観は?
意外にも一緒にお酒飲みたくなる女子でした!

 

 ハッピーバレンタイン♡ 橋本マナミ、32歳です。

 

 前回は、私の内気な子供時代と、『国民的美少女コンテスト』でのデビューまでをお付き合いいただきました。

 

 『国民的美少女コンテスト』で華々しくデビュー!

とんとん拍子に活躍!……だとよかったんですが、全く芽が出ない。

暗黒時代突入です。

 


 恵まれたチャンスを全て逃す

 

 『国民的美少女コンテスト』の受賞者は7人いて、みんなレッスンに通うんです。地方から土日出てきて、レッスンは1日5つぐらい…ウォーキング、歌、演技、話し方、ダンス。6時間ぐらいかけてレッスンして日帰りします。私は中1から5年続けました。長いですよね。

 

 

 受賞者7人は、可能性を探して…誰かのアンテナに引っかからないかということで、いろいろなところに売込みをします。例えば歌はレコード会社の偉い人にデモテープを聞いてもらったり、ティーン誌にも顔見せにいったりだとか。同期の子が歌手やモデルとして、また女優としてデビューしていく中で、私だけ何もなくて、なんだか劣等生みたいな感じだったんです。

 

 

 焦るけど、どうしたらいいかわからない。とにかく悩んでいるだけでした。歌も歌えないし、演技もできないし、しゃべれない。ティーン誌に顔見せしてもだめで。とりあえず胸はあったからグラビアか、となりました。

 

 

 最初に水着の仕事をやったのが16歳だったんです。その頃は優香さんが大人気で、グラビアの全盛期でした。

 

 

 現場にいったら、ビキニが置いてあって。

 

 それまでスクール水着しか着たことがなかったので、ものすごい嫌だった。ショックですよね。まだ高校生で。おじさんがいっぱいいるし、

 

 

「なんで私だけこんな仕事しなくちゃいけないんだろう…」って思いました。

 

 

 そういう気持ちが、多分写真にも出ていて、せっかく写真集を出してもあんまり売れなかったです。事務所的には力を入れてくれたんですけど。

 

 


17歳の冴えない上京物語

 

 それでも、この子デビューさせるぞって社長も張り切ってくれて、本格的デビューに備えて高校2年生の3学期、17歳で東京の堀越学園に編入しました。

 

 

 その頃、私は太っていて、パンパンでした。当時の写真集みるとダルマみたい(笑)。16歳で出した写真集はタイトルは『ぶんぶんぶん』なんですけど、「ぶるんぶるんぶるん」の略です。そのくらい太っていて。まぁ、若さゆえのぽっちゃりなんですけど、「私は太っている」という劣等感と、人見知りな性格もあって、人とちゃんと会話ができなかったんです。

 

 

 オーディションに行って、もうこの役で決まるぞっていう時にさえ、質問されても満足な受け答えができなくて、「ちょっとこの子は信用できないから、また次回で」と言われてしまったりとか。チャンスを何度も失いました。

 

 

 飲料のCMに抜擢されたこともあるんです。

 そのときは、「古いんだよ」っていうたった一言のセリフが全然言えなくて。一言なのにひどい棒読み。何テイクも重ねたんですけどOKが出なくて、監督に裏に連れて行かれて「古いんだよ」の練習をさせられました。それで、撮影が大幅に遅れて伸びて……。相当ひどかったと思います。レッスンも受けているのに、不器用だから全然できなかったんでしょうね。今だったらこうやればいいのにと思えることも、その当時はどうやればいいのかわかりませんでした。

 

 

 そんな調子なので、せっかく東京に出てきたのに仕事もなく、芸能活動奨励の堀越に入ったのにほぼ皆勤賞。切ないですよ。

 

 

 


恋も奥手だった高校時代

 

 高校のときはモテることもなかったです。顔も大人びすぎていたというか、ちょっと違和感が…。高校生っぽくないね、コスプレみたいだねってずっと言われていました。ひどいですよね(笑)。

 女の子同士トイレに行って恋バナとかっていうのすらも恥ずかしくてできなくて。一応男の子とデートらしきものをしたり、付き合うことになったりしても、恥ずかしくて会話もできませんでした。それで自然消滅。周りの友達はどんどんつきあって、奔放にやっていたので、うらやましかった。

 

 

 高校生の私といえば、ずっと、ぼーっとしている、「大丈夫?」って言いたくなる人だったと思います。今と180度違う(笑)。歌舞伎の中村七之助くんや、私の高校時代を知っている人は、今「どうしたの!?」って本当に聞いてくるくらい。「大丈夫? 何かあったの?」みたいな(笑)。みんな心配している感じです。もちろん、今の方が楽なんですけどね。

 

 

 でも、望みは捨てていなくて、「私はダメだ」っていう気持ちじゃなかったんです。

 

 

 グラビアだったらその時は井川遥さんがすごく出ていたので、井川さんの写真集を買って研究したり、仕事はないけどモデルさんの写真を切り抜いてノートに貼って、ポージングスクラップを作ったりだとか。仕事には全然つながらない、そんなことを一生懸命やっていました。

 

 ***

 

 思春期って、もがいても、自分ではどうしようもないことが多かった! 「あの頃に戻りたい」という人もいると思いますが、私は絶対戻りたくないですね。

 今は、自分がわかってきて、仕事にもちゃんと取り組めて、「楽」です。この解放感は素敵。アラサーって楽しいです。

 

 

 次の更新は2月21日(火)17:00の予定です