【第42回】アラサー女子の住まいの実態
私の収入は平均的? アラサー女子がざわつく お金のハナシ(42)
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【第42回】アラサー女子の住まいの実態
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生きていくうえで、切っても切れない「お金」のこと。「いくら貯金すればいいの?」「みんなはお給料をいくらもらっているの?」。いろいろ疑問や不安はあれど、仲良しの子にも、同期の子にも意外と聞けない――それが「お金」。そんな悩める20〜30代の女子のお財布事情と疑問をズバリ解決します!

Illustration/Akiko Hiramatsu

賃貸?分譲?それとも実家?

 

皆さんの住まいは、賃貸ですか? それとも分譲住宅を購入して住んでいますか? はたまた学生の頃からの実家暮らしでしょうか。

 

ROLA編集部が25~34歳の女性読者532名に、現在の住まいについてアンケート調査を行ったところ、もっとも多かったのが「賃貸」で63.2%(336人)。次いで「実家」の26.9%(143人)という結果になりました。どうやら、ROLA読者の多くは、賃貸もしくは実家に住んでいるようです。

 

分譲住宅を「購入」して住んでいるという人は、7.1%(38人)とかなりの少数派。結婚している人も、シングルの人にとっても、分譲住宅を購入するということはまだあまり現実的ではないようですね。

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住居費は手取り収入の最大30%以内に

 

毎月の家計にとって、住居費は最大の固定費。少しでも自由になるお金を増やし、将来のための貯蓄を増やすには、不用意に住居費を増大させない、ということが鍵を握ります。

 

目安となるのは、毎月の手取り収入の25%。手取り収入が20万円なら50,000円ということになります。とはいえ、住居費の高い都心では、50,000円では選択肢があまりなかったり、セキュリティ面が不安だったりと、現実的に考えて25%には収まらないかもしれません。そうした場合でも、最大で30%と考えて住居費をコントロールするようにしましょう。

 

その点、実家暮らしの人はかなり有利。家賃や住宅ローンの返済がまるまる不要であるうえに、一人暮らしをするとなれば必然的についてくる光熱費などもかかりません。アラサーともなれば、住居費や食費として毎月一定額を両親に渡すなど、持ちつ持たれつの関係を築きたいところではありますが、いずれにしても一人暮らしの人と比べれば固定費の負担は軽いといえます。

 

ただし、そんな有利な環境に甘えて油断していると、知らぬ間に無駄遣いしてしまって結局お金が貯まらないままになりがち。私がこれまで家計チェックをしてきた経験からいっても、一人暮らしの人のほうが実家暮らしの人よりも固定費は多いはずなのに、結果としてしっかり貯蓄ができていることもめずらしくないのです。

 

ちょっと“先読み”が大事!

 

それから、最近では彼と同棲していたり、何人かでシェアハウスに住んでいたりというケースも増えています。

 

同棲する場合には、「せっかく2人で住むのだから」と住まいに理想を求めすぎないことがポイント。もしも家賃を半額ずつ出し合うのであれば、自分の負担分は、一人暮らしをするよりも少なくなるようにしたいところ。もっと慎重にいくのであれば、(考えたくはないかもしれませんが)もしも関係がうまくいかなくなったときに、最悪自分で家賃全額が支払えるかどうかという観点からも考えておけるとカンペキです。

 

シェアハウスの場合も、気にしたいのは人間関係のトラブルです。家賃がリーズナブルなうえ、一人暮らしでは味わえないコミュニティの楽しさが魅力のシェアハウスですが、他人同士が同じ屋根の下で暮らすのですから、思わぬトラブルやストレスが発生する可能性はゼロではありません。そうしたときに「貯蓄がなくて引越しできない」なんていうことにならないように、浮いた家賃の分はしっかり貯めておきたいところです。

 

どんな住まいがベストかは、その時々の周りの環境やライフステージによっても変わってきます。ちょっと“先読み”しながら、柔軟に対応できるようにしておきたいですね。

プロフィール
大竹 のり子
ファイナンシャルプランナー 株式会社エフピーウーマン代表取締役出版社の編集者を経て2005年4月に女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」を設立。現在、雑誌、講演、テレビ・ラジオ出演などのほか、人生の“やりたい”を“できる”に変える『お金の教養スクール』を運営中。『なぜかお金に困らない女性の習慣』(大和書房)、『女性のためのお金と正しく付き合う7つの授業』(宝島社)など著書は50冊に及ぶ。
『お金の教養スクール』
http://www.fpwoman.co.jp/school.html