【第38回】みんなのお仕事の雇用形態は?
私の収入は平均的? アラサー女子がざわつく お金のハナシ(38)
私の収入は平均的? アラサー女子がざわつく お金のハナシ(38)
【第38回】みんなのお仕事の雇用形態は?
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生きていくうえで、切っても切れない「お金」のこと。「いくら貯金すればいいの?」「みんなはお給料をいくらもらっているの?」。いろいろ疑問や不安はあれど、仲良しの子にも、同期の子にも意外と聞けない――それが「お金」。そんな悩める20〜30代の女子のお財布事情と疑問をズバリ解決します!

Illustration/Akiko Hiramatsu

正社員率はどのぐらい?

 

アラサー女子ともなれば、社会人歴も約10年。新卒のときに就職した会社で働いているという人はむしろ少数派で、1回や2回は転職をしている人が主流かもしれませんね。

 

では、約10年の社会人生活を経て、現在、どんな雇用形態で働いている人が多いのでしょうか。

 

ROLA編集部が25~34歳の女性読者427名に、現在のお仕事の雇用形態についてアンケート調査を行ったところ、「正社員」として働いているという人が279人と、全体の65.3%を占めました。

 

2番目に多かったのが、42人の「専業主婦」。9.8%、つまり約10人に1人が結婚して仕事をしていないということになります。

 

その後は、派遣社員27名(6.3%)、アルバイト・パートタイム25名(5.9%)、契約社員23名(5.4%)、フリーランス19名(4.5%)と続きますが、どれも僅差。正社員の65.3%と比べると少数派といえそうです。

 

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安定を求めるならやっぱり正社員!

 

派遣社員、フリーランスなど働き方が多様化するなかで、半数以上の人が正社員として働き続けているのはちょっと驚き。ROLA読者には堅実な人が多いのかも。

 

確かに、安定という意味では正社員はダントツで恵まれています。健康保険や厚生年金はもちろん、企業によっては、老後の生活のための企業年金や退職金もしっかり準備されています。有給休暇や育児休業制度もあります。フリーランスの人から見たら、失業保険があるのもうらやましい限りですよね。

 

それから、忘れてはならないのがやはりボーナス。ボーナスシーズンは、パートやフリーランスの人がもっともひしひしと「正社員っていいなぁ」と感じる季節ではないでしょうか。

 

ベストな雇用形態は人それぞれ

 

ちなみに私は、新卒で出版社に正社員として入社し、その後、退職して別の会社で派遣社員として働き、その後にフリーランスとして独立。そして、12年前に会社を設立……と、主な働き方はひととおり経験してきました。

 

そんな経験から思うことは、「どんな雇用形態がベストなのかは、人それぞれ」だということ。確かに毎月決まった日に決まったお給料がもらえる正社員も魅力的ですが、私の場合は、毎朝、満員電車に乗って、自分の時間が自分でコントロールできないことがとても大きなストレスでした。たとえ収入が不安定であっても、自分の時間は自分の裁量でコントロールしたい! そう思ってフリーランスになり、それ以来ずっと、決まった時間に出勤する必要のない生活を送っています。

 

でも一方で、「来月いくら収入があるかもわからない生活こそストレスだ」と思う人もいることでしょう。「年齢とともに責任が重くなっていくのが嫌だから、派遣社員が気楽でいい」という人もいます。「色々な仕事をちょこちょこ経験してみたい」という人は、アルバイトやパートタイマーが向いているかもしれません。

 

こうやって考えると、雇用形態にもそれぞれメリットもあれば、デメリットもあります。どこを重要視するかによって、ベストな雇用形態は本当に人それぞれ。一度、自分と向き合ってじっくり考えてみるとよいかもしれません。

プロフィール
大竹 のり子
ファイナンシャルプランナー 株式会社エフピーウーマン代表取締役出版社の編集者を経て2005年4月に女性のためのお金の総合クリニック「エフピーウーマン」を設立。現在、雑誌、講演、テレビ・ラジオ出演などのほか、人生の“やりたい”を“できる”に変える『お金の教養スクール』を運営中。『なぜかお金に困らない女性の習慣』(大和書房)、『女性のためのお金と正しく付き合う7つの授業』(宝島社)など著書は50冊に及ぶ。 『お金の教養スクール』http://www.fpwoman.co.jp/school.html